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戦後世界経済史



戦後世界経済史/猪木武徳

オススメ度:★★★★☆


経済を見る上で重要なのが、ニュースや新聞から最新の情報を入手するという事と、何十年という長いスパンでどのように経済が動いてきたかを大局的に眺める事です。

経済には小さな波があり、大きな波があります。

この本は、世界の経済が第二次世界大戦後、どのように変化していったかを書いたものです。


本作において重要なキーワードは、「資本主義」と「共産主義」、「自由」と「平等」でしょう。

戦争によって多くの国々が大きな傷跡を残しました。その後で、資本主義に向かった国と共産主義に向かった国では、違った運命をたどることになります。

戦後という、歴史上でも特に経済の変化が大きかった時代に、世界はどのように変革していったのかを俯瞰することができる一冊です。

今後の経済がどのように変化していくのかを予想するには、過去を学ぶことが不可欠です。この本はその手助けになるでしょう。


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経済は感情で動く



経済は感情で動く/マッテオ・モッテルリーニ

オススメ度:★★★★★


私たちはよく頭で考え、合理的に行動しているつもりでも、実は感情に左右されてしまっている。たくさんの実験からそれを実証した本。結局私たちは非合理的なのである。

「私たちは知りもしないことを知っているつもりでいるし、実際以上の力量や能力を持っていると信じている。要するにうぬぼれが強いのだ。しくじったときには運が悪かったことにして、うまく行けば自分の力量のおかげだとする。見たいものだけ目に入り、よく見れば事実とは明らかに矛盾していても、自分の信念と偏見は捨てられない。」


面白い実験を一つ抜粋。

実験1
あるグループの人びとに、デジタルカメラを買ってもらいたい。モデルは二つある。はじめのモデルは38,000円で、二番目のモデルは76,000円。どちらもブランドは同じである。
扱い方はすべてきちんと説明されていて、価格はどちらのモデルも妥当だ。

結果として、このグループの人びとが二つのモデルを選んだ割合には差がなくて、どちらも50%だった。

 実験2
別のグループには、同じ二つのモデルのほかに、128,000円のモデルが同時に示された。

 ここで一つ注意してほしい。最高額のモデルを選んだ人が何人いたにせよ、それ以外の人たちの選択ははじめの二つのモデルに公平に分布するはずだ。そうですよね?でもそううまくはいかない。
 品質も価格も上級クラスの三番目のモデルが現れると、大方の人が真ん中のモデルを選んだ。いちばん安いモデルは、先ほどは50%の人びとが選んだのに、今度は五人に一人に減ってしまった。」


安いモデルも中くらいのモデルも実験1と2では同じ物である。しかし、高いモデルを提示されただけで、中くらいのモデルを選ぶ人が増えてしまう。選択肢が増えると、選択の仕方も変わってしまうのだ。


上記の実験はほんの一部で、たくさんの興味深い教訓を得ることができます。感情に踊らされないためにも、一度は読んでみる価値のある本です。


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先入観に囚われるな

前回の記事で紹介した『なぜビジネス書は間違うのか』。私たちがビジネス書を読むとき、先入観に囚われていることを指摘した本です。

単に経営書だけに言える内容ではないと思います。自己啓発本や経済、投資、政治などにも応用できるのではないでしょうか。

たとえば、成功した人が書いた自伝があったとします。この著者が「毎日5時に起きた」「身の回りの整理整頓はかかせない」「毎日日記を書いた」など書いていると、真似すれば成功できるのではないかと思ってしまいます。

しかし、それが成功との因果関係があるかは分からないのです。


また、投資や経済政策においても、たまたま景気が良かった時に行った手法は、素晴らしいと賞賛されがちです。

経済には波があり、政策や投資手法とは関係なく、良い結果が生まれることもあるのです。


ベストセラーの自己啓発本や経営書、投資関連の本があっても、それを鵜呑みにしてはいけません。

ベストセラーの本というのはその厳密さよりも、その分かりやすさやストーリーの面白さが売れている理由なのです。

なぜビジネス書は間違うのか



なぜビジネス書は間違うのか/フィル・ローゼンツワイグ

オススメ度:★★★★★


わたしたちがビジネスについて考えるとき、多くの妄想に囚われている。企業パフォーマンスについての私たちの理解をゆがめる妄想、企業の成功と失敗を決定づける要因を見極めようとするのを邪魔する妄想である。

僕たちにわかるのはほんの少し。あとは知らないことだらけ・・・

この本にはハロー効果という用語が頻繁に使われる。

ハロー効果・・・企業の全体的な業績を見て、それをもとにその企業の文化やリーダーシップや価値観などを評価する傾向のことである。一般に企業パフォーマンスを決定づける要因だといわれている多くの事柄は、たんに業績から跡づけされた理由にすぎない。

企業の業績が良いから、その企業文化や経営者、戦略が良いと決めつけてしまう傾向がある。業績が良いから中身も良いという先入観によって、その企業を正しく分析できなくなってしまう。

逆に業績が悪いと、その業績不振というフィルターを通して企業を批判してしまうのである。

『エクセレント・カンパニー』や『ビジョナリー・カンパニー』がベストセラーとなったのは厳密な分析であったからではない。それは読む者を引きつけるストーリーであったからだ。このように著者は分析する。

私達が企業について考えるときに、正しい理解を邪魔する妄想は9つ
妄想1―― ハロー効果
妄想2―― 相関関係と因果関係の混同
妄想3―― 理由は一つ
妄想4―― 成功例だけをとりあげる
妄想5―― 徹底的な調査
妄想6―― 永続する成功
妄想7―― 絶対的な業績
妄想8―― 解釈のまちがい
妄想9―― 組織の物理法則

9つの妄想の詳しい内容は読んでみて下さい。


私たちがビジネス書を読むと、そこには眩いばかりの輝かしい業績を上げた企業がたくさん紹介されています。その眩さゆえに、正しい理解ができなくなってしまいます。それらの企業の文化は素晴らしい、そう思うのは業績というフィルターを通して見ているからなのです。

どんな企業も永続的にその輝きを保ち続けることはできません。企業経営とは不確実性との闘いであり、一貫性と柔軟性という矛盾した二つのことを実行することなのです。


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カオティクス



カオティクス/フィリップ・コトラー

オススメ度:★★★★☆


サブプライムローン問題やリーマン・ショックを経て、世界は不確実性の高い「乱気流の時代」に突入した。以前は途上国であった国々の台頭、インターネットによる膨大な情報量、環境問題など、様々な要因からカオスが引き起こる。

いま必要なのは、断続的に意表をついて発生する乱気流に直面しても機能する、新しい戦略のフレームワークである。

乱気流時代に犯しやすい過ち
・コア戦略と企業文化を損なうような資産配分を行う過ち
・計画的行動ではなく、全社一律の経費削減をする過ち
・目先のキャッシュのために人材を使い捨てにする過ち
・マーケティング、ブランド、新製品開発の核経費を削減する過ち
・売上減少を挽回するために値下げする過ち
・販売関連費を削減する事で自ら顧客から離れていく過ち
・社員研修や能力開発費を削減する過ち
・仕入れ先や販売業者を軽視する過ち

いま始めるべきことは、一連のさまざまなマクロ経済効果を見きわめ、それと同じようにさまざまな一連のシナリオと、それにともなう適切な戦略的対応を構築した上で、反応性・強靭性・弾力性のある企業づくりを目指して行動を起こすことである。

不確実性の高い時代においては複数のシナリオを想定し、それぞれのシナリオの対応策をあらかじめ準備しておく必要がある。

この本では、財務、IT、製造・オペレーション、購買・調達、人事、それぞれの部門の戦略的対応が提案されている。



乱気流の時代においては、これから起こることを予測するのは不可能になっています。様々なシナリオを想定し、変化に敏感になり、柔軟に対応する戦略が求められています。さらに、苦難を乗り越える体力も必要とされています。

そのため、短期的と長期のバランスを考慮しなくてはなりません。カオティクスを利用し、時代の波に乗ることができる企業が存続できるのです。


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