プロフィール

mademode

Author:mademode
小説、文学、経済、ビジネス、政治、歴史、自己啓発etc...
色々なジャンルの書籍を紹介するブログです。
合間の時間はほぼ読書してます。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なぜビジネス書は間違うのか



なぜビジネス書は間違うのか/フィル・ローゼンツワイグ

オススメ度:★★★★★


わたしたちがビジネスについて考えるとき、多くの妄想に囚われている。企業パフォーマンスについての私たちの理解をゆがめる妄想、企業の成功と失敗を決定づける要因を見極めようとするのを邪魔する妄想である。

僕たちにわかるのはほんの少し。あとは知らないことだらけ・・・

この本にはハロー効果という用語が頻繁に使われる。

ハロー効果・・・企業の全体的な業績を見て、それをもとにその企業の文化やリーダーシップや価値観などを評価する傾向のことである。一般に企業パフォーマンスを決定づける要因だといわれている多くの事柄は、たんに業績から跡づけされた理由にすぎない。

企業の業績が良いから、その企業文化や経営者、戦略が良いと決めつけてしまう傾向がある。業績が良いから中身も良いという先入観によって、その企業を正しく分析できなくなってしまう。

逆に業績が悪いと、その業績不振というフィルターを通して企業を批判してしまうのである。

『エクセレント・カンパニー』や『ビジョナリー・カンパニー』がベストセラーとなったのは厳密な分析であったからではない。それは読む者を引きつけるストーリーであったからだ。このように著者は分析する。

私達が企業について考えるときに、正しい理解を邪魔する妄想は9つ
妄想1―― ハロー効果
妄想2―― 相関関係と因果関係の混同
妄想3―― 理由は一つ
妄想4―― 成功例だけをとりあげる
妄想5―― 徹底的な調査
妄想6―― 永続する成功
妄想7―― 絶対的な業績
妄想8―― 解釈のまちがい
妄想9―― 組織の物理法則

9つの妄想の詳しい内容は読んでみて下さい。


私たちがビジネス書を読むと、そこには眩いばかりの輝かしい業績を上げた企業がたくさん紹介されています。その眩さゆえに、正しい理解ができなくなってしまいます。それらの企業の文化は素晴らしい、そう思うのは業績というフィルターを通して見ているからなのです。

どんな企業も永続的にその輝きを保ち続けることはできません。企業経営とは不確実性との闘いであり、一貫性と柔軟性という矛盾した二つのことを実行することなのです。


評価・みんなのレビューはこちら↓
【送料無料】なぜビジネス書は間違うのか [ フィリップ・ローゼンツワイグ ]

スポンサーサイト

カオティクス



カオティクス/フィリップ・コトラー

オススメ度:★★★★☆


サブプライムローン問題やリーマン・ショックを経て、世界は不確実性の高い「乱気流の時代」に突入した。以前は途上国であった国々の台頭、インターネットによる膨大な情報量、環境問題など、様々な要因からカオスが引き起こる。

いま必要なのは、断続的に意表をついて発生する乱気流に直面しても機能する、新しい戦略のフレームワークである。

乱気流時代に犯しやすい過ち
・コア戦略と企業文化を損なうような資産配分を行う過ち
・計画的行動ではなく、全社一律の経費削減をする過ち
・目先のキャッシュのために人材を使い捨てにする過ち
・マーケティング、ブランド、新製品開発の核経費を削減する過ち
・売上減少を挽回するために値下げする過ち
・販売関連費を削減する事で自ら顧客から離れていく過ち
・社員研修や能力開発費を削減する過ち
・仕入れ先や販売業者を軽視する過ち

いま始めるべきことは、一連のさまざまなマクロ経済効果を見きわめ、それと同じようにさまざまな一連のシナリオと、それにともなう適切な戦略的対応を構築した上で、反応性・強靭性・弾力性のある企業づくりを目指して行動を起こすことである。

不確実性の高い時代においては複数のシナリオを想定し、それぞれのシナリオの対応策をあらかじめ準備しておく必要がある。

この本では、財務、IT、製造・オペレーション、購買・調達、人事、それぞれの部門の戦略的対応が提案されている。



乱気流の時代においては、これから起こることを予測するのは不可能になっています。様々なシナリオを想定し、変化に敏感になり、柔軟に対応する戦略が求められています。さらに、苦難を乗り越える体力も必要とされています。

そのため、短期的と長期のバランスを考慮しなくてはなりません。カオティクスを利用し、時代の波に乗ることができる企業が存続できるのです。


詳細・みんなのレビューはこちら↓
【送料無料】カオティクス [ フィリップ・コトラー ]

ビジョナリー・カンパニー② 飛躍の法則



ビジョナリー・カンパニー② 飛躍の法則/ジェームズ・C・コリンズ

オススメ度:★★★★☆


前作『ビジョナリー・カンパニー』は役に立たない。なぜなら、そこに書かれている企業は始めから偉大だったのだ。

良い企業というのはたくさん存在するが、単なる良い企業が偉大な企業に飛躍するにはどのような法則があるのか。飛躍的な成長を目指す企業のために書かれた書である。

良い企業から偉大な企業に飛躍したのは以下の企業
・アボット
・サーキット・シティ
・ファニーメイ
・ジレット
・キンバリー・クラーク
・クローガー
・ニューコア
・フィリップ・モリス
・ピットニー・ボウズ
・ウォルグリーンズ
・ウェルズ・ファーゴ

上記の企業の共通点、偉大な企業になれなかった比較対象企業との違いを徹底的に調査・研究。そこから普遍的な法則を見つけようというのが、この本の試みである。

この本の要点を一部抜粋。

「第五水準の経営者」個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。
極端なまでの不屈の精神、禁欲的なまでの決意によって、偉大な企業に飛躍させるために必要な点は何であれ実行する姿勢がなくてはならない。
まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。
リーダーシップはビジョンだけを出発点とするものではない。人びとが厳しい現実を直視し、その意味を考えて行動するよう促すことを出発点とする。
中核事業で世界一になてないのであれば、中核事業は針鼠の概念の基礎にはなりえない。
飛躍した企業は技術の流行に乗るのを避けているが、慎重に選んだ分野の技術の利用で先駆者になっている。
決定的な行動、壮大な計画、画期的な技術革新、たったひとつの幸運、魔法の瞬間といったものはない。
ほんとうに問題なのは、「なぜ偉大さを追及するのか」ではない。「どの仕事なら、偉大さを追及せずにはいられなくなるのか」だ。

などなど。


この本で得られる重要なポイントは、飛躍というのは一朝一夕で成し遂げられるものではないということです。謙虚で野心的な経営者。理念に同調できる仲間。世界一を目指すための取捨選択。日々の積み重ねが、飛躍への起爆剤になるのです。

詳細・みんなのレビューはこちら↓
【送料無料】ビジョナリー・カンパニー(2) [ ジェームズ・C.コリンズ ]

ビジョナリー・カンパニー



ビジョナリー・カンパニー/ジェームス・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス

オススメ度:★★★★☆


ビジョナリー・カンパニーとは、ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けた企業である。

ただ単に優秀な企業ではなく、超一流企業である。

ビジョナリー・カンパニーに選ばれたのは以下の企業
・3M
・アメリカン・エキスプレス
・ボーイング
・シティコープ
・フォード
・GE
・ヒューレット・パッカード
・IBM
・ジョンソン&ジョンソン
・マリオット
・メルク
・モトローラ
・ノードストローム
・プロクター&ギャンブル
・フィリップ・モリス
・ソニー
・ウォルマート
・ウォルト・ディズニー

これらの企業を競合する比較対象企業と比べ、どのような点で優れているかを調査・研究している。

優れた企業というのは、カリスマ的指導者が存在し、素晴らしいアイディアから生まれた企業である。このような固定観念を、この本は真っ向から否定する。

超優良企業が生まれた秘密を一部抜粋

ビジョナリー・カンパニーが成功したのは、基本的な過程、基礎になるダイナミクスが組織に深く根づいていることが少なくとも一因になっているからで、ひとつのすばらしいアイディアや、すばらしい判断を下し、偉大なカリスマ性を持ち、強大な権限をにぎる、全知全能の神のような指導者がいたためではない。

ビジョナリー・カンパニーは、業種に関係なく、理念を利益を同時に追求する「ANDの才能」を比較対象企業よりも大切にしている。

ビジョナリー・カンパニーは進歩を促す強力な仕組みとして、ときとして大胆な目標を掲げる。

カルトのような文化は、むしろ、社運を賭けた大胆な目標を追求する能力を高め得る。

ビジョナリー・カンパニーの経営幹部は、短期的な業績または長期的な成功の二者択一が必要だという考え方を受け入れない。何よりも長期的な成功を目指しながら、同時に。短期的な業績についても高い基準を掲げている。

などなど。


超一流の企業と聞くと、カリスマ的な指導者に引っ張られ成功しているイメージを持ってしまいます。しかし、重要なのは個人ではなく組織です。高い目標を掲げ、理念を共有している組織というのは長く存続するのです。


詳細・みんなのレビューはこちらから↓
【送料無料】ビジョナリー・カンパニー [ ジェームズ・C.コリンズ ]


 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。